Scala日記

Scalaの備忘録。ときどき研究の話。

Scala で 言語処理100本ノック 2015 を解く

東北大学 情報科学研究科 情報伝達学講座(乾・岡崎研究室)で作成された自然言語処理入門者のための教材「言語処理100本ノック 2015」というのがあるんですが、これを Scala で解いてみました。

github.com

だいぶん前に書いたもので、問題が公開された直後にソースコードを出すと真の学習者への効果を下げると思い、控えていたものですが、

ただ、4月からやっている研究室などではさすがに終わっているだろうし、そもそもScalaを書こうという人は初学者ではないだろうというこで、初学者以外の学習効率を上げるための参考資料として、また、言語処理とScalaの裾野を広げるために公開しておきます。

主なターゲット層は

  • Python で一周した。Scalaではどう書くのか知りたい」
  • 自然言語処理については大体分かっている。Scalaを学びたい」
  • コップ本を読んでいる(あるいはもう読んだ)。実践的なコードを見ながら学習したい」

などの人です。言語処理100本ノック 2015 が初めての人は、まずは自分の得意な言語で一度解いてみることをおすすめします。特にこれから自然言語処理を学びたいという人にとっては、試行錯誤の過程で色々なことが身につく大変良い教材になっているので、自分でやってみることに大きな意義があると思います。

コードには「Scalaではこう書くだろう」を密に詰め込んでいますが、解説はありません。「Scalaをこれから学ぶ」という人などにも、コップ本を片手に読むと文法と実践的なコードが結びついて理解が深まるのではないかな、と想像しています。